まとめローンの様々なメリット

まとめローンとは、その言葉の通りに複数の融資会社から借りているローンを1つの融資会社のローンにまとめることです。
まとめローンとして利用するのに適した金融商品を販売している金融会社は多くあります。 まとめローンを利用することによるメリットをここで挙げておきます。
まず、1つ目は債務残高の把握が容易になるという事です。 複数の会社に借金があると、債務残高の合計が幾らなのかを把握するのも大変です。
2つ目は返済が楽になるという事です。 複数の借入れ会社に月1回ペースで支払っていたとすると、借入れ会社の数だけ毎月返済をしなければなりません。 返済期日も異なるでしょうし、返済の約定金額も異なるはずです。 すると返済の管理がとても煩雑になるため、返済期日をうっかり忘れてしまったり、支払う金額を誤ってしまうという事が起こりやすくなります。
3つ目は支払い手数料の軽減です。 他の銀行への振込みは一般的には振込み手数料が掛かります。 複数の会社から借りていたら、返済のための振込手数料も決して馬鹿にできない金額となってしまいます。 1社にまとめることで、返済のために振込手数料が掛かるのは毎月1回だけで済みます。
デメリット
良いことづくめの様な印象があるまとめローンですが、実は落とし穴と言うべきデメリットもあります。
このデメリットを知らなかったばかりに、損をしてしまう事があります。 ここで、まとめローンのデメリットについてしっかりと勉強をしておきましょう。
1つ目は、まとめローンの審査は厳しいという事です。 今まで複数の融資会社から金銭を借りていたという事は、よっぽどお金に困っていたと言えます。
複数の会社に予定通りに遅滞なく返済をしていればよいのですが、もし、返済が遅れたなどの事故を起こしていたら、まとめローンの審査にパスすのは無理かもしれません。 金融事故情報は信用情報機関に登録をされます。
まとめローンの審査の時は信用情報機関の情報にアクセスしますので、過去に金融事故を起こしていたらばれます。 すると、まとめローンを提供している融資会社には、多重債務者で返済能力の無い人と判断をされてしまい、融資審査の結果は不合格となってしまいます。
2つめは、貸付金利が低くない場合があるという事です。 一般的に、融資会社は返済能力の高い人には、低金利で貸し付けをし、返済能力の低い人には高い金利で貸し付けをします。 この様な金利幅があるのは、貸し倒れの発生率を考慮しているからです。
一般的にまとめローンを利用するような人は、複数の会社から借り入れをしていたわけですから返済能力は高くないと判断をされます。 その結果、まとめローンの貸付金利が高くなってしまう場合があります。 折角、ローンをまとめたのに借り換え前のローンより金利が高くなってしまっては、支払い負担が減るどころか増えてしまう可能性さえあります。
まとめローンを利用する場合は事前に、その金融機関の担当者と相談をして、自分が仮にまとめローンを利用した場合、幾らの貸付金利でお金を借りることができるかを聞いておきましょう。 そうすれば、まとめローン利用前後の金利負担がどの様に変わるのかを把握することができます。
返済シミュレーションを活用して返済プランを立てる
消費者金融で融資を受けるには、事前に返済プランを具体的に計画してから融資金額を決めてください。 融資金の支払いに無理が生じると、別の消費者金融機関で「返済のための借入」を行わざるをえない多重債務に陥る恐れがあります。
借り入れ先が増えれば増えるほど、返済をしていくことが困難になりますし、先の見通しが立てづらくなり、返済意欲も落ちてしまいます。 最も簡単な返金計画の立て方は、消費者金融会社の公式サイト内にある返済シミュレーションを利用することです。 自分で計算してみるのは大変だし、分かりにくいという方は、ぜひ利用してみましょう。
返済シミュレーションは、希望する借入金額や借入利率、支払期間を入力してクリックすると、利息も加算されたひと月の支払い額が表示されます。 支払い額だけでなく、希望の借入金と月々の支払い金額を入力すると、支払い期間のシミュレーションも行うことができます。
このように実際の返済金額がわかれば、実感がわきやすいですし返済プランもぐっと立てやすくなります。 自分で納得できる結果が表示されるまで繰り返し返済シミュレーションを行い、確実に実行することができる返金プランを組み立てましょう。
借金のお金を返せない
多額の借金があり、そのお金を返せないのなら、早急に債務整理をすることを考えましょう。